15トン以上の漁船による沖合底曳網、15トン未満の小型底曳網があります。
これらは、1そうかけ回しと言い1隻の船で水深100~400mのところで船から、荒手網、垣網、身網、魚捕りと言うような網を船の進行・移動によって海底を曳くことで魚を獲っています。
秋田県では、沖合底曳が12隻、小型底曳が11隻操業しています。
タラ類、ヒラメ・カレイ類、タイ類、サメ、ホッケ、ハタハタ、アカエビ、ズワイガニ、イカ・タコ類
魚を誘導する長い垣網と魚を獲る身網からできており、海岸の近くに設置されます。
水深27mより深い所に設置される大型定置網、浅い方の小型定置網と大きく分けられ、それぞれ魚を獲るところが海の表面に浮かせているのを浮き網、中層にあるのを中層網、底に沈めているものを底定置網と呼ばれ、獲る魚の種類によっても、それぞれ呼び方があります。
タイ、イナダ、ブリ、マグロ、アジ、サバ、サケ、タラ、ヤリイカ
海中に網を張り、網の目に魚などを刺させたり、絡ませたりして獲る方法。
網を錨で海底に固定する「底刺網」、網の一方を固定し、反対側を船で引き回す「漕ぎ刺網」などがあります。
ヒラメ、カレイ類、カニ類、アカテリ、アマダイ、キス
一本の長いロープに一定間隔で釣りバリのついた枝縄をつけて海の中層や海底に沈めて魚を獲る方法で、海の表面近くに張るものを「浮きはえなわ」、海底に張るものを「底はえなわ」と言います。
タイ類、タラ、マグロ、メバル類、トラフグ
かごに餌をいれて、一定間隔でロープに連ねたものを海底に沈め、餌につられて入ってくるカニ・エビ・貝類などを獲る方法です。
水深800~1,200mではベニズワイガニ。水深100~500mではエビ類、ズワイガニ、エッチュウバイなどが漁獲されます。
ベニズワイガニ、ズワイガニ、エビ類、ツブ貝類
釣り糸と釣り針を有する釣具を使用し、餌や擬餌等によって魚と獲る方法。
手釣り、竿釣り、イカ釣りなどに区分され、特定の魚種を選択的に漁獲します。
イカ釣りについては、擬餌針(イカ針)をつけた自動イカ釣り機によりスルメイカを漁獲する方法であり、夜間の場合は集魚灯の光に集まるスルメイカを漁獲します。
イナダ、ブリ、マグロ、サクラマス、アカテリ、マダイ、スルメイカ
海に潜ったり、船の上から人の手によって貝類、海藻類を獲る方法。
アワビ、イワガキ、サザエ等貝類、イシモズク、エゴノリ等海藻類